「習慣にすること」
目標その1は毎年元旦に家の壁に貼っているので、その2を。
40を過ぎてからようやく、自然にまた弾き始めるようになった。
この"自然に"というのがとても重要で、これまでは
"指が固まっちゃうもったいない弾かなくちゃ"とかいう理由で
1年に数回弾こうとはしていたが残念ながら全く乗らず。
コロナで自宅にいる時間が増えたからか、
今は考えることもしたくないし無になれる時間が必要。
(刺繍も無になれるから好き)
そのキッカケというのが、掃除機をかけるときに必ず
ヴァイオリンケースをどかす動作があり
あるときからこの瞬間に自然と手に取るようになったのでした。
(これまで何千回とどかしても弾こうなんて思わなかったのに)
一番手前の楽譜のラロは大学生の頃発表会で弾いた
いかにもスペインなカッコいい曲で(練習不足だったせいかもう忘れて弾けなくなっててショック)
上のメンコン(メンデルスゾーンの協奏曲)は中学生くらいで弾き
(早い人は小学生で弾いてた)ヴァイオリンがそこまで好きでは
なかった私が初めて燃えた曲かも。バックのオーケストラがかっこいい。
3楽章の最後の盛り上がりは、聴いていても弾いていても痺れるので、
いつも聴いているクラシックラジオから聴こえてくると
引っ張り出してすぐ弾きたくなる衝動に駆られます。
といわけで、今日はその子供の頃先輩たちが弾いていて憧れた
"メンコン"をウン十年ぶりに弾いてみました。
(体が覚えているって素晴らしいことなのだなと実感。)
子供の頃は遊びに行くのを我慢して毎日イヤイヤ練習。
(ここを通ってきたから弾けるようになったのだけども)
たった15分30分の練習でも死ぬほど長く感じたのに、
最近はもう、少し弾いたなぁくらいで軽く2時間経っている。
子供の頃の時間の感覚で一番覚えているのはこの
やたらと長く感じた練習時間。
今はこのころのようにゆ〜っくり流れてほしいのに。
今年は節分のことをすっかり忘れていた……
いろいろ過ぎるのが早過ぎます。