火曜日, 3月 28, 2023
日曜日, 3月 26, 2023
金曜日, 3月 10, 2023
大映映画おしゃれ手帖〜書店memo〜
先行発売 |
紀伊國屋新宿本店の映画書コーナーにて |
書泉グランデ神保町店。ポストカードをこのように貼ってくださり感激…わたしが伺った際にはサイン本が完売していて、その場でまたサイン本を作りました。 |
三星堂書店(有楽町)1Fに映画本コーナーがあります。そこにもパネルを置いてくださったのですが、オモテにも見える両面パネル。さすがの編集Hさん。 |
三省堂書店有楽町店の階段のところでは大映4K映画祭コーナーが! |
「大映映画おしゃれ手帖」が発売されてから1ヶ月半が経過しました。
おかげ様で、ご好評いただき本当にありがとうございます。
忘れもしない2月14日バレンタインデーの日、
神保町の東京堂書店さんの発表にて、
なななんと9位!BEST10入りのニュースが飛び込んできました。
い…一般書籍部門で!です。目を疑いました… ^^;;;
(ご担当の方もかなり驚かれていました笑)
こちらは神保町シアター。なんとこちらにも置いてくださっていて嬉しかったです。(撮影許可済) |
奇跡の一週間の神保町に寄れてよかった。
編集者のHさんと一緒に、都内の書店の担当の方にご挨拶へ伺うことができ、
とっても良い経験となりました。 ありがとうございました。
土曜日, 3月 04, 2023
大映4K映画祭〜鑑賞memo〜
1/20〜2/16まで『大映4K映画祭』が角川シネマ有楽町にて開催されました(全国順次上映!)。ポスターがカッコ良すぎて。嬉しいことに東京では、まだまだ3月31日から船堀シネパルにて一部作品が上映されるそう。船堀では8作品限定とのことだったので、どんなラインナップかなと楽しみにしていましたが、観たかった作品が上映されるので嬉しい。
こちらでもサイン本を置かせていただきました。その際にスタッフの方にペンをお借りしまして…ありがとうございましたm(__)m サインなんて考えておらず…1冊目に書いたのは普通にフルネーム^^;; 隣にいた編集Hさんと夫から普通にいつも絵を描く時のサインにしたら?とアドバイスを受け、2冊目からいつものRie+ちびキャラ自画像を書くスタイルに変えました。唇を赤で書かねばなので、サインするときは2色必要^^;
市川雷蔵の時代劇は観たことがなく、『斬る』が初でした(わたしにとって初雷蔵は「大映映画おしゃれ手帖」にも描いた現代劇「ある殺し屋(1967)森一生監督」)。
これまで私が観た大映映画は、始まる前に大映映画のロゴが、毎度慣れない怖めな音楽とともに登場するのですが、この作品は無音で始まり、そしてあの斬新なカット。最初からガシッと掴まれてしまいました。
市川雷蔵…37歳で亡くなるまで159本(!)もの映画に出たという…。まだそのうちの4本の鑑賞ですが、あの独特な声と写真集で見る普段の姿と役柄によって違う表情のギャップがたまらず、もっと観たいモード♡に入っているところです。 実は祖母が大好きだったということを最近知り、今こそそんな話をしたかった。祖母はどの映画を観ていたのかなぁ…。
山本富士子さんのサイン入りポスター |
今回わたしが大映4K映画際を劇場で観ることができたのは「大魔神」「夜の河」「近松物語」「斬る」の4作品。『夜の河(1956)吉村公三郎監督』おしゃれ手帖にも入っています。着物をメインに描きました。この映画の好きなところは、山本富士子さんの役柄"きわ"の人間性・生き方かな。流されず自分の意思をしっかり持って正直に生きている女性。男性陣では…どちらかというと近江屋の主人役の小沢栄太郎さんが印象的でした(他の作品でもイラ〜ッとする役がハマり過ぎだった)。当時の京都の風景は貴重な映像。昨年あたり移転してしまったらしいですが、鴨川沿いの開陽亭が登場しています(4年前に初めて行った洋食屋さん)。
「大魔神(1966/安田公義監督)」は夫が子供の頃に母親と観に行ったという思い出の映画らしく(年齢がバレる)私は勿論今回が初めて。そして、観終わったあとの感想は単純に「完っ全に映画の中へ引き込まれてしまった!」です。もう…凄い!迫力が。ここ20年いつの間にかCG慣れしてしまっていたので、セットの凄さ、特撮の凄さに圧倒されまして。CGが嫌いなわけではないのですが、はっきり言ってCG以上の迫力を感じました。何なのでしょうかこの感覚は。作り手たちの熱量が伝わってきたというか。3人が隠れている横を大魔人が歩くシーンなど、セットならではの計算された構図で魅せる感じが飽きさせず、そこがたまらなかった。主役の男の子もいい顔だったし笑。帰り道、興奮したままずっと夫と大魔神話をしながら帰りました。夫もウンウンウン十年振りに観ても感動してしまうレベルだったそうで。そして気づけばその日中にフィギュアをポチっていました↓ 変身する前の埴輪顔のも欲しかったな。
大映4K映画祭の豪華ハードカバーのプログラムと 我が家の守り神?の2人 |
横にいるパイラ人は『宇宙人東京に現わる(1956/島耕二監督)』で岡本太郎氏によるデザイン。「大映映画おしゃれ手帖」の中で気づいてくださったでしょうか…。実はこちらの作品も本に登場させたのですが、パイラ人を縫っている自画像を描いたのです。この映画もまた、セットの素晴らしさ等に感激してしまったのですが、観賞後、絶対パイラ人は手作りしようと思い、本の中にも描き、お正月休みにパイラ人を3人制作しました笑。ちょうど材料も全て揃っていて。そして、残り2人のパイラ人は今回本の制作に欠かせなかったお2人に、先日プレゼントしました。喜んでくださって?よかった^^ 制作風景写真も撮ったので後で改めて載せようかな。(スマホ写真が溜まっていく一方で、ブログの方に記録しておこうと思いつつ…)
こちらは『近松物語(1954/溝口健二監督)』。この日電車を逆に乗ってしまって上映ギリギリに到着だったので、どんな映画なのか確認する間もなく鑑賞したのですが………途中から震えるほど感動してしまった映画です。私は時代劇をまともに観たことがなく、おそらくこれが初めてだと思います。映像に映るもの全てが美しくて、物語の展開もドキドキさせられ胸を締め付けられ…なんて表現したら良いのか(語彙力のなさ泣)。上映後、隣にいる編集Hさんの方に話しかけられないほど放心状態、、、映画館で観賞後にこういう状態に陥るのが久々で。そして、香川京子さんが登壇されたときにはまた涙が…。公開から69年の時を経て(!)こうして目の前にその俳優さんが登場されるなんて夢のよう。しかも凛とした美しさを保たれたまま。お話されるときはとても柔らかで。溝口健二監督は、特別演技指導をする方ではなく、とにかく「相手の演技に反射してください」とよく仰っていたそうで。興味深いお話を1時間近くも聴けて貴重な時間でした。
感激の余韻のまま、翌日この絵を描いて編集の方に見せたところ、次の日にはパネルにして映画館に貼ってくださっていたというスピード感。笑。
ありがとうございました。