▶︎2025.4/27〜6/14 (※5/11-13は休館)
先日「大映映画おしゃれ手帖」を納品してまいりました。
6/6〜7/3は角川シネマ有楽町ほか全国順次公開、
約2ヶ月に渡って開催された「大映映画おしゃれ手帖映画祭」が10/21に終了いたしました。搬入の時は残暑で暑かったのに、今日の夜の撤収は風が冷たくて、なんだか急にさみしくなりました🍂
神保町 書泉グランデさん(撮影:編集田中さん) |
わたしの好きな神保町の路地裏(撮影:編集田中さん) |
昨年の9月半ば、突然の連絡から2週間後に動き出した「大映映画おしゃれ手帖」の制作。1ヶ月半の間に約20本大映映画を観て描いて観て描いてを繰り返し、残り半月で全て自由にデザイン作業をさせてもらって、ちょうど丸2ヶ月で制作。あの期間だったからこそ出来た奇跡の本なのかもしれません(周りの方々のお陰です)。その一年後こうして映画祭を開催できるなんて夢にも思っていなかったので、撤収の帰り道は不思議な気持ちでした。
なんと「ダンプ・ヒップ・バンプくたばれ野郎ども」のお化け屋敷のシーンでお化け役をされていた俳優の三夏紳さん(右)と大映でご活躍された松生秀二監督(左から2番目)もいらっしゃいました。松生監督が「大映映画おしゃれ手帖」を持ってくださっていた♡ |
期間中は、おしゃれ手帖の中表紙の原画展示と、本には掲載していない上映作品のイラストメモを4作品展示、オリジナルTシャツやトートバッグなどを展示販売させていただきました。それから10/9は人生初トークイベント。大映末期に制作された「ダンプ・ヒップ・バンプ くたばれ野郎ども」の主役のお一人、南美川洋子さんとご一緒しました。今も全く変わらない可愛さを保たれたまま!美しい方で、見惚れてしまいました。人前で話すのが最も苦手ですが、南美川さんのファンの方々・ラピュタのお客さまがとても優しくて、終わったあとは緊張がほぐれました。ありがとうございました。南美川さんと当日初めてお会いしたのに、本当に気さくで温かい方で…感激しました。ありがとうございます(南美川さんが出演されるクイズ脳ベルショーは10/30と11/6にBSフジで放送されるそうです)
撤収の際に、名画座かんぺ発行人のむみちさんが監修されたという、2024年名画座手帳をゲット(中身が凄い充実!側面のブラックもカッコイイ♡)、それからラピュタ阿佐ヶ谷25周年!記念の手ぬぐいをお土産に♪イラストは映画イラストレーターの宮崎祐治さん。
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ラピュタ阿佐ヶ谷支配人の石井さん・南美川さん・編集者の田中さん |
イラストレーター宮崎祐治さん、
名画座かんぺ発行人のむみちさんに
「大映映画おしゃれ手帖」のことを取り上げてくださいました。
のむみちさんが発行されている"名画座かんぺ" 2月号にも載せてくだいました。
この手書きの名画座かんぺ。凄すぎる…!愛情が伝わってきます。
ありがとうございました!
「大人になったら着たい服」(主婦と友社)2023春夏号に
6Pにわたって載せていただきました。
そして撮影の合間の自然な会話から
一田憲子さんが素敵な記事にしてくださいました。
貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました!
先行発売 |
紀伊國屋新宿本店の映画書コーナーにて |
書泉グランデ神保町店。ポストカードをこのように貼ってくださり感激…わたしが伺った際にはサイン本が完売していて、その場でまたサイン本を作りました。 |
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三星堂書店(有楽町)1Fに映画本コーナーがあります。そこにもパネルを置いてくださったのですが、オモテにも見える両面パネル。さすがの編集Hさん。 |
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三省堂書店有楽町店の階段のところでは大映4K映画祭コーナーが! |
「大映映画おしゃれ手帖」が発売されてから1ヶ月半が経過しました。
おかげ様で、ご好評いただき本当にありがとうございます。
忘れもしない2月14日バレンタインデーの日、
神保町の東京堂書店さんの発表にて、
なななんと9位!BEST10入りのニュースが飛び込んできました。
い…一般書籍部門で!です。目を疑いました… ^^;;;
(ご担当の方もかなり驚かれていました笑)
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こちらは神保町シアター。なんとこちらにも置いてくださっていて嬉しかったです。(撮影許可済) |
奇跡の一週間の神保町に寄れてよかった。
編集者のHさんと一緒に、都内の書店の担当の方にご挨拶へ伺うことができ、
とっても良い経験となりました。 ありがとうございました。
1/20〜2/16まで『大映4K映画祭』が角川シネマ有楽町にて開催されました(全国順次上映!)。ポスターがカッコ良すぎて。嬉しいことに東京では、まだまだ3月31日から船堀シネパルにて一部作品が上映されるそう。船堀では8作品限定とのことだったので、どんなラインナップかなと楽しみにしていましたが、観たかった作品が上映されるので嬉しい。
こちらでもサイン本を置かせていただきました。その際にスタッフの方にペンをお借りしまして…ありがとうございましたm(__)m サインなんて考えておらず…1冊目に書いたのは普通にフルネーム^^;; 隣にいた編集Hさんと夫から普通にいつも絵を描く時のサインにしたら?とアドバイスを受け、2冊目からいつものRie+ちびキャラ自画像を書くスタイルに変えました。唇を赤で書かねばなので、サインするときは2色必要^^;
市川雷蔵の時代劇は観たことがなく、『斬る』が初でした(わたしにとって初雷蔵は「大映映画おしゃれ手帖」にも描いた現代劇「ある殺し屋(1967)森一生監督」)。
これまで私が観た大映映画は、始まる前に大映映画のロゴが、毎度慣れない怖めな音楽とともに登場するのですが、この作品は無音で始まり、そしてあの斬新なカット。最初からガシッと掴まれてしまいました。
市川雷蔵…37歳で亡くなるまで159本(!)もの映画に出たという…。まだそのうちの4本の鑑賞ですが、あの独特な声と写真集で見る普段の姿と役柄によって違う表情のギャップがたまらず、もっと観たいモード♡に入っているところです。 実は祖母が大好きだったということを最近知り、今こそそんな話をしたかった。祖母はどの映画を観ていたのかなぁ…。
山本富士子さんのサイン入りポスター |
今回わたしが大映4K映画際を劇場で観ることができたのは「大魔神」「夜の河」「近松物語」「斬る」の4作品。『夜の河(1956)吉村公三郎監督』おしゃれ手帖にも入っています。着物をメインに描きました。この映画の好きなところは、山本富士子さんの役柄"きわ"の人間性・生き方かな。流されず自分の意思をしっかり持って正直に生きている女性。男性陣では…どちらかというと近江屋の主人役の小沢栄太郎さんが印象的でした(他の作品でもイラ〜ッとする役がハマり過ぎだった)。当時の京都の風景は貴重な映像。昨年あたり移転してしまったらしいですが、鴨川沿いの開陽亭が登場しています(4年前に初めて行った洋食屋さん)。
「大魔神(1966/安田公義監督)」は夫が子供の頃に母親と観に行ったという思い出の映画らしく(年齢がバレる)私は勿論今回が初めて。そして、観終わったあとの感想は単純に「完っ全に映画の中へ引き込まれてしまった!」です。もう…凄い!迫力が。ここ20年いつの間にかCG慣れしてしまっていたので、セットの凄さ、特撮の凄さに圧倒されまして。CGが嫌いなわけではないのですが、はっきり言ってCG以上の迫力を感じました。何なのでしょうかこの感覚は。作り手たちの熱量が伝わってきたというか。3人が隠れている横を大魔人が歩くシーンなど、セットならではの計算された構図で魅せる感じが飽きさせず、そこがたまらなかった。主役の男の子もいい顔だったし笑。帰り道、興奮したままずっと夫と大魔神話をしながら帰りました。夫もウンウンウン十年振りに観ても感動してしまうレベルだったそうで。そして気づけばその日中にフィギュアをポチっていました↓ 変身する前の埴輪顔のも欲しかったな。
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大映4K映画祭の豪華ハードカバーのプログラムと 我が家の守り神?の2人 |
横にいるパイラ人は『宇宙人東京に現わる(1956/島耕二監督)』で岡本太郎氏によるデザイン。「大映映画おしゃれ手帖」の中で気づいてくださったでしょうか…。実はこちらの作品も本に登場させたのですが、パイラ人を縫っている自画像を描いたのです。この映画もまた、セットの素晴らしさ等に感激してしまったのですが、観賞後、絶対パイラ人は手作りしようと思い、本の中にも描き、お正月休みにパイラ人を3人制作しました笑。ちょうど材料も全て揃っていて。そして、残り2人のパイラ人は今回本の制作に欠かせなかったお2人に、先日プレゼントしました。喜んでくださって?よかった^^ 制作風景写真も撮ったので後で改めて載せようかな。(スマホ写真が溜まっていく一方で、ブログの方に記録しておこうと思いつつ…)
こちらは『近松物語(1954/溝口健二監督)』。この日電車を逆に乗ってしまって上映ギリギリに到着だったので、どんな映画なのか確認する間もなく鑑賞したのですが………途中から震えるほど感動してしまった映画です。私は時代劇をまともに観たことがなく、おそらくこれが初めてだと思います。映像に映るもの全てが美しくて、物語の展開もドキドキさせられ胸を締め付けられ…なんて表現したら良いのか(語彙力のなさ泣)。上映後、隣にいる編集Hさんの方に話しかけられないほど放心状態、、、映画館で観賞後にこういう状態に陥るのが久々で。そして、香川京子さんが登壇されたときにはまた涙が…。公開から69年の時を経て(!)こうして目の前にその俳優さんが登場されるなんて夢のよう。しかも凛とした美しさを保たれたまま。お話されるときはとても柔らかで。溝口健二監督は、特別演技指導をする方ではなく、とにかく「相手の演技に反射してください」とよく仰っていたそうで。興味深いお話を1時間近くも聴けて貴重な時間でした。
感激の余韻のまま、翌日この絵を描いて編集の方に見せたところ、次の日にはパネルにして映画館に貼ってくださっていたというスピード感。笑。
ありがとうございました。
ーーー 映画の楽しみ方は人それぞれ。
これまでありそうでなかった、古い日本映画の中の服装に
焦点を当てたイラストコラム集。
筆タッチとちびキャラタッチで17作品収録されています。
(大映4K映画祭にて上映される
『夜の河』『女は二度生まれる』『しとやかな獣』も収録)
わたし自身、映画の内容とともに
映画の中のファッションを追いかけるのが好きなので、
短期間でしたが、とにかく楽しみながら
あぁ、こんなヘアスタイルにこんなお洋服着たいなぁとか…
(20代の頃、やはり映画の影響であのフワッとした
ヘアスタイルにしたくて下手ながらも真似していました)夢中になって制作しました。
雲の上の存在の映画スターたちの美しさ…
俳優の魅せ方の素晴らしさ、
細部まで作り込まれている映画のセットに目が釘付け。
当時の映画づくりの熱量が伝わってきて感動してしまいました。。
わたしはやっぱり、映画を観て憧れて、
夢を見たいな、と改めて思いました。
そしてこれを機に、これからまた
いろんな映画に出会う楽しみが増えて嬉しいです。
内容について語りたくてメモしていたのだけど
どうしても長くなってしまい……
また落ち着いた頃に書こうと思います。
まずは、映画愛に溢れ、大映映画おしゃれ手帖に情熱と愛情を
たっぷり注いでくださったワイズ出版の田中さん、
この本の制作に当たり、後押ししてくださった
KADOKAWAのご担当者さんへ心からお礼を申し上げます。
素晴らしい機会を作ってくださり、ありがとうございました。
永川 梨惠
【大映4K映画祭】角川シネマ有楽町ほか全国順次上映
2023年1月20日(金)〜
https://cinemakadokawa.jp/daiei-80/
一部の映画館と書店様にて限定のクリアファイル付
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「パリに憧れて 〜夢のサロンLa Cachette et Mimiができるまで〜」
こちらの本が発売されたクリスマス直前にお邪魔したLa Cachette et Mini。
オーナーである後藤由貴さんが、長年の夢を叶えたという素敵なサロン。
山梨県甲府市にあります。
由貴さんはジュエリーデザイナーでもあり
オリジナルブランドのアクセサリーはもちろんのこと、
2021年に完成したご自身のサロン「La Cachette et Mimi」では
フランスから買付されたヴィンテージアクセサリーや
アンティークのものも沢山扱われています。
本を読み進めながら、由貴さんオリジナルの世界観が
作り上げられるまでの軌跡を辿っていくと、
大切にされてきた思い出・モノ・人…
その先の深い部分へ導かれていき
同時に自分の記憶がどんどん蘇ってきました。
思い出しもしなかった小学生の頃の記憶がブワッ!!っと。
わたしもジャックドゥミ映画が大好きだけれど、
ここまで実現してしまうとは!なエピソードや
映画を通じて素敵な出逢いのお話も伺ったのですが、
つくづく『好き』のパワーって凄いなと。
ここ数年本当に疲れてしまうことだらけだけど
私の中にもある、子供のころから大切にしてきた宝物、
当たり前のことなのだけど、自分をもっと大切にしよう…
自分の直感を大切にしよう、と強く思いました…。
他人基準ではなく!!
自分の人生、自分で楽しくするもの。
子供時代を通ってきたどの大人たちにも
響くであろう普遍的なもの。
自分の中の本当の「好き」がわからなくなってしまったり、
最近ワクワクが足りないなぁと感じていたり
これから未来の夢を叶えたいと思っている方たちにも
手に取ってほしい本です。
緊急事態宣言中、狭いバルコニーに
ギリギリ置けるテーブルと椅子をIKEAで購入してから
晴れた夜はここで夕ご飯を食べる機会が増えました。
今現在、何を一番楽しみに生きているかといえば
「きょうの晩ご飯」そして「お酒」です。
テーブルと椅子を置いたら
隙間もないくらい狭い場所だけれど、
空の下で食べると気分が変わる。
食後は最近突然ハマり出したスコッチウイスキーとともに
ランタンの灯りのもとで読書…。
30年前?のランタンが大活躍。
ウィスキー初心者は何から飲めば良いかしら…?と
ネットで調べたとあるウィスキー専門店から5種類くらいの
お試しスコッチウイスキー(30mlずつ)を取り寄せたり
ミニボトルを数種類買って2ヶ月ほど試した結果、
好みが少しずつわかってきたので
常備するウィスキーをまず2種類決めました。